前回は歯車の描き方を紹介しましたが、こっちの方が簡単かも。。という描き方を思い出したため以降でご紹介します。何度もすみません;
◆簡単な歯車の描き方2
2.1 直径の異なる2つの円を描く。
図ではわかりやすいように、直径の小さい方を黒、大きい方を青色で描いています。
ちなみに線の太さは20pt。
2.2 直径の大きい方の円を選択し、アピアランスウィンドウの「線」の部分を選択。
新しいメニューウィンドウが開くため、「破線」のチェックボックスにチェックを入れ、「線分」のところに破線の長さ(今回は20ptにしました)を入力します。
2.3 歯車の歯の完成。
◆簡単な歯車の描き方3
上記では、円形に歯車の歯を加える形で作成していますが、逆に引き算で歯を作る方法も記載しておきます。
3.1 直径の異なる二つの円を描く(2つの円が微妙に重なるようにする)
図ではわかりやすいように、直径の小さい方を黒、大きい方を青色で描いています。
ちなみに図の2つの円の太さは30pt。
※青の円を黒の円の上に重ねているため、黒の方が細いように見えますが、太さは同じです。
3.2 直径の大きい方の円を選択し、アピアランスウィンドウで「線」の部分を選択し、図のように値を設定します。
(「破線」の線分や間隔は自由に設定して下さい)
3.3 パスのアウトライン化
・直径の小さい方の楕円を選択し、オブジェクト→パス→パスのアウトラインを選択。
・直径の大きい方の楕円に対しても同様にパスをアウトライン化します。
3.4 全レイヤーを選択した状態でパスファインダーの「分割」を選択
3.5 円の部分をDeleteキーで消して完成。
◆おまけ ねじれ歯の歯車の描き方
4.1 上記「◆簡単な歯車の描き方2」のやり方などで歯車を描いた後、歯の部分になる外側の円をアウトライン化(オブジェクト→パス→パスのアウトライン)します。
4.2 歯の変形
外側の円を選択した状態で、効果→パスの変形→旋回を選択。
プレビューで変形具合を確認しながら、角度を入力し、OKを選択します。
4.3 ねじれ歯の歯車の完成。
例で示したものは歯の太さが均一なので微妙ですが、歯の形を調整して軸穴をあけたりするともっとそれらしいものが描けます。
以上、歯車は回転ツールとパスファインダー、円形/直線ツールの組み合わせでいろんな種類の歯車が描けるのでさほど高い技術はいらず、根気が勝負という感じがしています。
次は歯車以外のものを描いていきます。